仕事のヒント

活き活きと働くためのヒントを書いてみました

管理職へのヒントーパワハラする人

部下でいつもパワハラする人にであったことはありませんか。部下のAさんが、Aさんの部下にパワハラしている状態です。こういう方は注意しても繰り返します。深刻なパワハラ問題はコンプライアンス意識の浸透だけでは片付きません。

パワハラ加害者の心にあるしこりを解きほぐして上げる必要があります。まずパワハラ加害者と面談を持ちます。そこで、把握している事実を述べ、その事実に対しどう思うかと尋ねます。事実を否定したり、相手を非難したり、今後は気を付けるといった言葉が返ってくるかもしれません。これで終わりにせず、Aさんが気持ちよく働いてもらいたいと思うので、その時の状況を詳しく振り返っていきたい旨伝えます。Aさんが承諾してくれたら、詳細にパワハラした場面をたどりながら、その時のAさんの気持ちの変化を聴いていきます。そこで怒りが湧き出てきなどの発言があった場合、どうしてその怒りはでてきたのかと少し深堀して尋ねてみます。さらに、部下のBさんがやったことに対してその怒りは強すぎる感じがするが、どう思うかなど、反応を見ながら問いを投げかけていきます。拒絶する態度が見られる場合は、一息いれましょう。これを繰り返すことで、過去のつらい経験にさかのぼることがあります。Aさんはそのつらい経験を思い出したくないので、そこに触れられるのを避けようとします。しかし、過去のつらい経験を語ってもらい、相手に共有することで、心のしこりがほぐれていきます。

簡単ではありませんが、パワハラは注意喚起だけでは解決しません。加害者の心に寄り添う姿勢が大切です。