仕事のヒント

活き活きと働くためのヒントを書いてみました

管理職へのヒント5

悩みを抱えている部下または真意がわからない部下と面談する際には、質問はやめましょう。

 

部下との面談では、どうしてもいろいろ聞き出したくなり、質問が多くなってしまうのではないでしょうか。特に、悩みを抱えている部下との面談など本音を理解したい場では、質問は控えるようにしましょう。質問は面談者が自分本位で考えて出てくるものです。部下の話を聞いているつもりでも、実は頭で次の質問を考えていませんか。部下が黙り込んだ場合、沈黙が怖くて質問していませんか。これでは、部下が本当に悩んでいること、考えていることを理解できません。

最初に「良いこと困ったことも含め仕事の状況を教えて」と投げかけたら、あとは部下の話を集中して聴きましょう。部下の話の中で出てきた気持ちにかかわるキーワードや特別な表現に着目して、「今、ちょっといやだったと言ったけど、どういうふうにいやだったの」と話の深堀を促す問いかけを行います。あくまで主体は部下です。そこが質問とは異なります。また、沈黙も部下の表現です。部下が話し出すのをがまんして待ちましょう。必ず何か話だします。これが傾聴ですね。簡単ではありませんが、ぜひ少しづつ試してみてください。